この記事では、Stable Diffusionで奇形防止のネガティブプロンプトや方法を解説しています。
Stable Diffusionで美女や美少女キャラを生成していると、手が奇形になったり、腕や足の本数が多かったりと、おかしいイラストになることがあります。
AIは手や足を描くのがとても苦手なんですよね。
顔や服装は上手くできたのに、指が多かったりと奇形になってしまっては、せっかくのAIイラストも台無しです。
ここでは、奇形防止のネガティブプロンプト・呪文を掲載していますので、質の高いAIイラスト作りの参考にしてみてください。
奇形防止のネガティブプロンプト
奇形防止は、おかしな手や多足など、AIに描いて欲しくないものということなので、ネガティブプロンプトの欄に入力します。
効き目が甘い場合は、数値付き括弧で強調してください。
奇形防止のネガティブプロンプトは、複数入力してもOKです。
手や指の奇形防止
「mutated hands」変形した手
「bad hands」おかしな手、不自然な手
「malformed hands」奇形の手
「poorly drawn hands」下手な手
「extra fingers」指が多い、多指
「extra digits」指が多い、多指
「missing fingers」指の欠損、指が足りない
「fewer digits」指が少ない
「bad fingers」おかしな指、不自然な指
「poorly drawn fingers」下手な指
腕と足の奇形防止
「missing arms」腕の欠損、腕が少ない
「extra arms」腕が多い
「missing legs」足の欠損、足が少ない
「extra legs」足が多い
「missing limbs」手足の欠損、手足が少ない
「extra limbs」手足が多い
「inaccurate limbs」不正確な手足
※ limbsとは両手足、四肢のこと
身体の奇形防止
「bad anatomy」おかしな身体
「long body」長い身体
「ugly face」醜い顔、ブサイク、ブス
「bad face」顔が悪い、容姿が悪い
「animal ears」動物の耳(猫耳、馬耳など)
「bad proportions」姿勢が悪い、バランス悪い身体
顔が崩れる、顔がぼやける場合は、解像度が低いことが原因と考えられます。Hires.fixを使って解像度を上げることでたいていは解決しますので、試してみてください。
適切な画像サイズで奇形を防止する
画像サイズを大きくすると、手足が長くなったり、奇形になったりと破綻しやすくなります。
AIとしては余白を埋めるために、いろいろ描こうとしてキメラのような奇形になってしまう感じがしますね。
縦と横の幅は、MAXでも1024にするのがおすすめです。
512×512サイズの画像でも、Hires.fixを使用すれば高解像度のイラストが生成可能です。
画像サイズが大きいと、奇形になりやすいことを覚えておきましょう。
Stable Diffusionの奇形防止 最後に
これまで、Stable Diffusionで奇形を防止するプロンプトを取り上げてきました。
奇形防止のプロンプトが効かない場合はカッコで強調してみる、それでも手足の奇形が直らない場合は、インペイントで奇形を修正する方法がベターです。
また、口に手をあてる等のマニアックなLORAがCivitAiにありますので、手や指の奇形防止に役立つかもしれません。
Stable Diffusionはプロンプトだけで、どうにもならないこともありますので、インペイントなどの拡張機能やLORAを上手く活用していきましょう。
奇形防止のプロンプトや方法について、何かアップデートがありましたら、今後も追記していく予定です。
以上、Stable Diffusionで奇形を防止する方法やプロンプト・呪文を紹介しました。奇形を避けて、クオリティが高いAIイラストを生成してくださいね。