この記事では、Stable Diffusionで手を隠すプロンプト・呪文を紹介しています。
Stable Diffusionでイラスト生成すると、指がおかしいことになったり、手が崩れることがよくあると思います。
画像生成AIは、手を描くのが苦手とよく言われますね。
もちろん、崩れた手を修正する方法もありますが、面倒なのでプロンプトを使って簡単に手を隠してしまおうというわけです。
あまりポーズや構図にこだわらない場合は、変形した手を誤魔化すのに使える方法です。
早速、手を隠すためのプロンプトを見てみましょう。
手を後ろに回す「arms behind back」
体の後ろに手を回してしまえば、手がおかしいのも見えません。
ポーズとしても自然な感じ、胸も強調されていいですね。
手を頭の後ろに回す「arms behind head」
このように手を頭の後ろに回して、手を隠す方法もあります。
ワキ見せのポーズでセクシーさがあります、ヘソもいい感じですね。
手をポケットに入れる「hands in pocket」
手をポケットに入れるポーズは、崩れた手を隠すのに有効です。
ズボンがピチピチで手が入らなそうな場合は、パーカーなどを着せるといいです。
パーカーは英語で「hoodie」といいいます。プロンプトには「hoodie」と入力しましょう。
自撮り・セルフィー「selfie」
自撮りのポーズでは片手が写らないので、手を隠す方法としても使えます。
プロンプトで指定しないと、もう片方の手は写ってしまう場合が多いです。
もう片方の手も隠したい場合は、手を後ろに回したり、ポケットに手を入れるプロンプトと組み合わせるといいです。
クローズアップ「close up」
被写体をアップにして手をフレームアウトさせます。
どのくらいアップになるかは、画像生成してみないとわかりません。
上半身しか写らなくなってしまうのが、クローズアップのデメリットです。
アップのプロンプトは上半身の「upper body」でもOKです。
肩から上のような「close」よりも近いドアップは「extreme close up」というプロンプトです。
ネガティブプロンプトを入れる「bad hands」等
手が崩れるのを防止するためにネガティブプロンプトを入力します。
とりあえず、指がおかしいという事はないですね。
「bad hands」「missing fingers」「extra fingers」「malformed limbs」「mutated limbs」などのネガティブプロンプトがあります。
「limbs」は手足という意味です。あまり馴染みのない単語ですね。
「hands」や「fingers」の他には「arms」という単語を使ってもいいです。
これらのネガティブプロンプトを複数入力してもいいですし、カッコで強調してもいいです。
まあ、これで変な手が直れば苦労しないのですけどね、手に関するネガティブプロンプトは一応入れておきましょう。
アングル等で手をフレームアウトさせる
アングルや被写体のポーズ、画像の縦横比など構図を利用して手を隠す方法です。
この画像では、横からのアングル、キャラは横向き、画像は縦長にして、手をフレームアウトさせています。
このように被写体のポーズや構図を工夫すれば、手を隠すことができたり、手を写さないことも可能になります。
どうやったら手が写らないかを考える必要があるので、分からないときは、いろいろなAIイラストや写真を参考にするといいです。
きっと、このポーズや構図いいね!というイラストが見つかると思います。
以上、Stable Diffusionで崩れた手を隠すプロンプト・呪文について説明しました。変な手になったり、指がおかしいことになった時は上手く隠してみてくださいね。