今回の記事では、Stable Diffusionのバージョン確認方法とバージョンアップ方法について解説しています。
Stable Diffusionは細かい操作方法が分かりづらいので、自分がどのバージョンを使っているのか、バージョンアップの方法を知らない人も多いと思います。
そもそも、バージョンなんて気にしたことないという人もいるかもしれません。
Stable Diffusionでは、適時バージョンアップが行われ、機能が追加されたり、不具合が修正されたりしていますので、たまにはバージョンを見直してみましょう。
この記事では、AUTOMATIC1111を例にしています。
バージョンの確認方法
インストール済みStable Diffusionのバージョンを確認する方法です。
「sd-webui」フォルダ→「webui-user.bat」をクリック
コマンドプロンプトが表示されるので「Version」の欄を確認します。
これで、いま使っているStable Diffusionのバージョンが確認できました。
バージョンアップ方法
最新版のStable Diffusionにアップデートする方法です。
Stable Diffusionが起動していない状態でアップデートを行います。
「sd.webui」フォルダ→「update.bat」をクリック
コマンドプロンプトに更新されたファイル等が表示されます。
「続行するには何かキーを押してください」と表示されてから、何かキーを押すとアップデートが完了します。
既に最新バージョンのStable Diffusionで、アップデートの必要がない場合は「Already up to date」と表示されます。
バージョンアップ後に不具合が発生する原因
バージョンアップ後にStable Diffusionの動作がおかしい場合は「ui-config.json」と「config.json」が不具合の原因と考えられます。
アップデートしなければよかった!ということも起こります。
新しいバージョンのStable Diffusionでは「ui-config.json」と「config.json」の内容が変更になることがあります。
しかし、Stable Diffusionのバージョンアップを行っても、新しい内容は「ui-config.json」と「config.json」には反映されません。
そのため、Stable Diffusionの本体と「ui-config.json」と「config.json」との間でズレが生じてしまい、不具合が起こります。
もちろん、Stable Diffusionを新規にインストールした場合は「ui-config.json」と「config.json」も新しいファイルが生成されるので問題ありません。
「ui-config.json」と「config.json」をリフレッシュしてあげる必要があるのです。
以上、Stable Diffusionのバージョン確認方法とバージョンアップ方法について説明しました。最新バージョンのStable Diffusionになっているかどうか確認してみてくださいね。