この記事では、Stable Diffusionでキャラが服を着てくれない問題について解説しています。
Stable Diffusionを使ってAIイラストを作成していると、キャラが服を着ない、被写体が服を脱いでしまうことがよくあります。
服のプロンプト指定もして、ヌードのイラストを望んでいるわけではないのに、なぜか裸や露出が多い服装になってしまうのです。
欲しいイラストが生成されないと、さすがに困ってしまいますよね。
ここでは、被写体に服を着せる方法、NSFWを避ける方法を紹介していますので、Stable Diffusionを使ったイラスト作成の参考にしてみてください。
※ NSFW(Not Safe for Work 職場で閲覧するには適切でないコンテンツ)
ネガティブプロンプトを活用する
キャラクターが服を脱いでしまう現象を回避するために、ネガティブプロンプトを活用します。
「nsfw」と「nude」をネガティブプロンプトに入力しましょう。
それでも服を脱いでしまう場合は、「nsfw」と「nude」を前方に入力したり、カッコで強調してみましょう。
服装のプロンプトを強調する
服装をプロンプト指定したのに、キャラクターが服を脱いでしまうのは、プロンプトの効きが甘いとも考えられます。
服装のプロンプトを前方に入力したり、カッコで強調してみましょう。
先程、紹介したネガティブプロンプト「nsfw」「nude」と組み合わせるとより効果的です。
胸を大きくすると谷間が露出する問題
ある程度の大きさのバストサイズになると、勝手に服が裂けたり、ボタンが開いたりして胸の谷間が露出してしまうことがあります。
服はそのままで、胸を大きくしたいというケースもありますよね。
そういう場合はネガティブプロンプトに「cleavage」を入力しましょう。
「cleavage」は谷間という意味です。
ネガティブプロンプトの効きが甘いときは、括弧で強調してください。
服を脱いでしまうのはモデルのせい?
Stable Diffusionのモデルによっては、裸の被写体を多く学習しているものもあるので、服を脱いでしまう現象が起こりやすいことがあります。
モデルを変えてしまえば、服を着てくれない問題は解決しますが、モデルを変更したくない場合は、プロンプトやネガティブプロンプトで制御しましょう。
プロンプトの効き目が悪い場合は、強調するというのが基本です。
服を着てくれない問題 最後に
ここでは、キャラが服を着ない問題の解決法を紹介しました。
意図していない画像が生成されてしまうことがあるのは、Stable Diffusionでは珍しくないですが、キャラが服を脱いでしまうと、さすがにNGですよね。
職場やカフェなどでイラスト生成をすることもあるでしょうから、NSFWの画像が突然出てくるとかなり焦ります。
プロンプトとネガティブプロンプトを強調すれば、キャラが服を着ない問題は、ある程度の制御が可能ですので試してみてください。
以上、Stable Diffusionでキャラが服を着てくれない時の対処法について説明しました。キャラが服を着ない場合でも、根気よくAIイラスト作成に励んでくださいね。