この記事では、Stable Diffusionで画像からプロンプト・呪文を生成する方法を紹介しています。
SNSやブログで見かけた画像のプロンプトを知りたいと思うことがよくありますよね。
「プロンプトを教えてください！」とリプライやコメントするのも手段の１つですが、Stable Diffusionの機能を使えば、プロンプトを生成したり、抽出することが可能です。
もちろん、元々プロンプトがない画像にも使える方法になります。
プロンプトの生成と抽出は勉強にもなるので、ぜひとも覚えておきたいですね。
それでは、画像からプロンプト・呪文を生成する方法をみていきましょう。
Interrogate CLIP
「Interrogate CLIP」とは、画像を解析してプロンプト・呪文を推測する機能になります。
AIにより生成された画像だけでなく、様々な画像に使えるのがメリットです。
リアル実写系、アニメ系のどちらでも使用可能です。
「Interrogate CLIP」では、プロンプト・呪文が文章として生成されるのが特徴で、文章を読めばどのような画像なのか、構図などを理解しやすくなっています。
Interrogate DeepBooru
「Interrogate DeepBooru」とは、「Interrogate CLIP」と同じく、画像を解析してプロンプト・呪文を推測します。
こちらは、アニメやイラスト系の画像に特化した機能です。
「Interrogate DeepBooru」のプロンプト・呪文は、画像共有サイトのdanbooruタグで抽出されます。（カンマ区切りのタグ）
Stable Diffusionのアニメ系モデルでは、danbooruタグをプロンプトとして入力したほうが精度が高くなるので、アニメイラストを生成する場合はこちらを使ってください。
メタデータからプロンプトを抽出する方法
画像にメタデータ（メタ情報）がある場合は「PNG Info」の機能を使えば簡単にプロンプトを抽出することができます。
自分が過去にStable Diffusionで生成した画像のプロンプトを確認したい場合に有効な手段です。
もちろん、CivitAiにあるサンプル画像などのプロンプトも「PNG Info」により確認できます。
また、メタ情報にはプロンプトだけでなく、ネガティブプロンプトやモデル名、シード値などのパラメーターや設定も格納されているので、画像の再現性が高いです。
注意点ですが、画像のファイル形式（拡張子）を「png」から「jpeg」に変更したりすると、メタ情報が消えてしまいます。
よくあるパターンとしては、画像編集ソフトで変更を加えたときに「jpeg」で保存するとメタ情報が消えてしまうので注意してくだい。
「PNG Info」の使い方
タブ「PNG Info」をクリック
画像をアップロードする
右にある「parameters」にプロンプトやその他の情報が表示される
表示されたプロンプトと他の設定値は、下のボタンを押せば「txt2img」「img2img」「inpaint」に送ることができます。
画像にメタ情報があるかどうか不明な場合は「PNG Info」を試せば分かります。
メタ情報がない場合「parameters」には何も表示されません。
Midjourneyで画像からプロンプトを生成する方法
こちらはStable DiffusionではなくMidjourneyですが、画像からプロンプトを生成する機能がありますので紹介します。
画像生成AIのMidjourneyには「describe」という機能があり、AIが画像を解析してプロンプトを生成してくれます。
マネしたい画像があるけど、プロンプトを知りたいという場合に使える機能です。
Midjourneyのアカウントがある方は「describe」の機能を使ってみてください。
画像から呪文を生成する方法 最後に
このページでは、画像から呪文を生成する方法をいくつか紹介しました。
これらの方法を使えば、ネット上で見かけた画像のプロンプトを知りたい場合でも、すぐに対応できると思います。
プロンプトが分かれば、簡単に画像をマネすることが可能ですので、Stable Diffusionのスキルアップにつながるでしょう。
以上、Stable Diffusionで画像からプロンプトを抽出する方法を取り上げてみました。画像からプロンプトや呪文を取り出して、AI画像生成に活用してくださいね。
