このページでは、Stable Diffusionで使う背景のプロンプト・呪文を取り上げています。
Stable Diffusionである程度のレベルのキャラを生成できるようになると、背景や風景にも力を入れたくなりますよね。
実際、プロンプトで背景指定すると、画像が一気に映えることがあります。
生成された画像が何か物足りない場合は、背景にこだわってみるといいですよ。
ここでは、背景プロンプトだけでなく、背景に映り込んだ人を消す方法、無背景にする方法も紹介していますので、参考にしてください。
それでは、背景のプロンプト・呪文からみていきましょう。
背景のプロンプト・呪文
背景の細部にこだわりがなく、だいたいのイメージでいいという場合は、1つの背景プロンプトを入力するだけで表現できるかと思います。
都市や地名
都市名や地名をプロンプトに入力することで、それっぽい背景になります。特徴がなかったり、マイナーな地名はほぼ無理です。
tokyo 東京
kyoto 京都
seoul ソウル
egypt エジプト
newyork ニューヨーク
paris パリ
「地名+場所」の組み合わせも使えます。例「tokyo street」
複数の背景プロンプトを組み合わせる
1つのプロンプトで背景を指定するのではなく、複数のプロンプトを組み合わせることで背景を表現する方法です。
例えば「bedroom」を背景とする場合、「single bed」「side table」「lamp」「curtain」「dark room」など、プロンプトで細部を指定してベッドルームを描きます。
明確なイメージがある場合は、1つのプロンプトでベッドルームを描くより、複数のプロンプトを使って背景を表現するほうが、自分のイメージに近い画像ができると思います。
背景の人を消したい場合は?
Stable Diffusionではプロンプト指定してないにもかかわらず、通行人が背景に人が映り込んでいることが多々あります。
通行人を消したい場合には「passerby」をネガティブプロンプトに入れましょう。
「passerby」は通行人、通りすがりの人という意味です。
ネガティブプロンプトに描いて欲しくないものを入れるのは、Stable Diffusionの基本です。
ネガティブプロンプト「passerby」で上手くいかない場合は、フォトショップなどの画像編集ソフトを使えば、AI機能により背景の人を消すことができます。
背景なしにしたい場合は?
Stable Diffusionでキャラクターを生成する場合、背景プロンプトを入力しなくても、勝手に背景が描かれてしまいます。
しかし、キャラの画像だけ欲しいというケースもありますよね。
ここでは、背景なし・無背景にする方法を紹介しますので活用してみてください。
プロンプトで背景なしにする方法
プロンプト入力により無背景にしたい場合は「no background」を入力します。
モデルやシード値によっては「no background」が効かない場合があります。
そういう場合は、次に紹介する背景削除の拡張機能を使ってみてください。
拡張機能で背景なしにする方法
「Rembg」という拡張機能を使って、背景なしにする方法があります。
「Rembg」のインストール方法や使い方は過去記事をご覧ください。
画像編集ソフトで背景なしにする方法
背景なし機能は、背景の人を消すのと同じでフォトショップを使えば可能です。
フォトショップの他には、PhotoDirectorやCanvaなどの画像編集ソフトでも、背景の削除が簡単にできます。
最近の画像編集ソフトは、AIによる背景リムーバー機能が付いてるものが多いです。
プロンプト「no background」や拡張機能「Rembg」で上手くいかない場合は、画像編集ソフトを使った方が手っ取り早いかもしれません。
背景のプロンプト 最後に
背景プロンプトをいろいろと紹介しましたが、この記事を参考にして試せば、なんとなく背景指定のコツがつかめると思います。
背景指定のプロンプトは応用が利くので、早いうちにマスターしておきましょう。
また、背景の人を消す方法や無背景にする方法も上手く活用してみてください。
人物の表情やポーズ、服装など細部の指定と背景プロンプトを組み合わせれば、自分のイメージどおりのイラストが生成される確率もグッと高まりますよ。
今後も使えそうなものがあれば、背景呪文に追加していく予定です。
以上、Stable Diffusionの背景指定プロンプトをテーマにしました。この記事を参考にして、背景や風景のバリエーションを増やしてみてくださいね。