この記事では、Stable Diffusionでモデルやキャラクターのポーズを指定するプロンプト・呪文を紹介しています。
プロンプトを用いれば「前かがみ」のポーズや「四つん這い」の体位などが指定可能です。
長くなってしまうので、手や足のポーズ、表情、動作のプロンプトは別の記事で書くことにしました。
姿勢や体勢のプロンプト
基本的な姿勢や体勢に関するプロンプトです。
自分の思いどおりのポーズにするには、カッコで強調したり、ネガティブプロンプトを入れたり、手や足のポーズについてもプロンプト指定して調整する必要があります。
また、シード値を変えると、ポーズが微妙に変わるので試してみてください。
立っている standing
立ちポーズはプロンプトを入れなくても出てくることが多いです。椅子やソファの描写があると座ってしまうことがあるので「standing」でポーズ指定すると良いです。
棒立ちみたいに、足をそろえたい場合は「feet aligned」をプロンプトに入れるといいです。仁王立ちのプロンプトは「standing with hands on hips and legs apart」です。
座っている sitting
座るための椅子やソファ、ベッド等のプロンプトと組み合わせて使います。座る場所のプロンプトを入れなくても、適当な場所に座ります。
このサンプル画像では指定しなくても、植え込みの縁に座っていますね。片膝を立てているのは勝手になりました。
前かがみになる leaning forward
前かがみは胸の谷間を強調する挑発的なポーズ、カメラアングルは上からの「from above」と相性がいいです。
前傾が足りない場合はカッコで強調してみましょう。座りや腕組と組み合わせも可能です。
四つん這いポーズ crawling position
四つん這い、バックの体位は「on all fours」でもOKです。
プロンプトの効きが甘い場合はカッコで強調するか、「crawling position」と「on all fours」の両方をプロンプトに入力すると効く場合があります。
しゃがむ しゃがみポーズ squatting
しゃがんだポーズはローアングルで股間が見えてしまいます。ウンチングスタイルが基本であり、お尻は地面や床につきません。
手のポーズを指定しないとシード値によっては、カエルポーズ等いろいろなのが出てきます。
正座をする seiza
芝生「Lawn」に正座させてみました。手を膝にもってくるにはプロンプトで指定する必要があるようです。和室で畳「tatami」のほうがよかったかもしれません。
後ろ向きで振り向く looking back over the shoulder
振り向くポーズです。首の可動域があるので、体は真後ろではなく斜めになります。ロングヘアーだと、勢いよく振り向いたような躍動感が表現されます。
仰向けに寝る lie on one’s back
あおむけは、わりと簡単に出るポーズです。上からのアングルと相性がいいです。
うつ伏せに寝る lie on one’s stomach
うつぶせは構図的に難しくなります。うつぶせで顔が見えるようにするには、アングルや画像縦横比など構図を考える必要があります。
縦長の画像だと上半身のみですが、横からのアングルが簡単です。
体育座り hugging own legs
体育座りになりましたが、モデルによっては、膝を抱える体育座りは難しいようです。
あぐらをかく(胡坐)sitting cross-legged
床に胡坐をかいて座るプロンプトです。これもモデルによっては難かしいポーズです。プロンプトによるポーズ指定の限界を感じます。
プロンプトによるポーズ指定 最後に
姿勢や体勢のプロンプトは、まだまだあると思うので、順次追加していく予定です。
プロンプトの他には「Control Net」を用いるポーズ指定の方法もあります。
「Control Net」の使い方やポーズ指定については別の記事で書く予定です。
この記事は、被写体のポーズ指定ですので「上から撮る」や「横から撮る」、「上半身を撮る」などのカメラアングルとは別の話です。
カメラアングルについては過去記事をご覧ください。
また、モデルやキャラクターの表情のプロンプトは別の記事で書く予定です。
以上、Stable Diffusionで被写体の体位やポーズを指定するプロンプトや呪文について解説しました。ポーズ指定のプロンプトを活用してモデルやキャラを弄ってくださいね。